軍艦島Ⅱ ~長崎⑬

小さな船から、動かない軍艦に乗り換えて
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さあ、過去への時間航海に出発



船着場(船の窓ごし)
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上陸時間は、1時間弱。
見学コースは、島の南部分、炭鉱施設部分のみで、
残念ながら、北側の居住地区は立ち入り禁止です。
老朽化が進み、建物が密集しているため
安全の保証ができないからでしょう。
見学コース通路上からしか写真撮影はできません。
参考までに、パンフレットをスキャンして貼りますが
赤い部分が見学コース通路(約100m)です。
クリックすると少し大きくなります。
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坂本氏のお話を聞きながら、見学コースに従って進みます。
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2009年1月に世界遺産暫定リストに登録されて
ここを壊すことはできなくなりました。
そして、2009年4月から、観光施設として
限定地区のみ、誰でも上陸できるようになりました。
見学通路の設置にあたり、炭鉱施設部分の木造建築が
取り壊されることとなり、それはそれで断腸の思いだったと。
でも、世界遺産申請のためには仕方ないと了承したそうです。

以下↓ヨコ写真はクリックすると大きくなります。
上陸して最初に撮った廃墟の写真
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正面の大きな建物は端島小中学校、左端は65号鉱員社宅で
屋上は幼稚園でした、ピーク時には園児220名。
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学校校舎の手前にずらりと並んでいるのは
石炭を運ぶ為のベルトコンベアの支柱だけ残ったもの。
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子供達は炭鉱施設を見下ろしながら
働くお父さんのことを思ったのでしょうか。
この頃は働く父の背中が見えた時代だったかもしれません。
そして、思い出の中では、生まれ育った家以上に
校舎という存在が大きいのは私だけでしょうか。
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レンガの建物は鉱山総合事務所
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自由撮影時間は約20分くらいで慌しかったです~。
海風に吹かれながら、先人達のささやきに耳を傾ける間もなく
ただただ、黙々とシャッターを切り続けました。
レンズ交換や露出の確認も無し。
写真集で見た軍艦島はもっと湿度がありましたが
私が見ることのできた軍艦島は生活の面影も匂いも無く
瓦礫の山と土埃の舞う乾いた場所・・・という印象でした。
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現実は、ただの瓦礫の山だった・・・
というような感想を相方が知り合いの写真家さんにもらしたら
「写真は一塊の瓦礫から始まるもの」と諭されたそうです(笑)。

坂本氏のお話はじっくり聞きたかったし、
写真もじっくり撮りたかったので、
やはり上陸時間1時間は短かったです。
でも、約100mの見学コース通路は短いので、
人によっては1時間で十分なのかもしれません。
あるいは、上陸時間を短くしているのは
住宅地域に侵入する人がいたり
天候の変化による航行の問題etc.の
トラブルの回避の為かなあとも思いました。

次回で私の軍艦島レポは終わりの予定です。
もう少しお付き合いくださいね。
by nekoyama-myu | 2010-06-17 21:12 | 長崎

10%のせつなさと自分らしさを写真にこめて Nikon D80


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