小さな船から、動かない軍艦に乗り換えて
さあ、過去への時間航海に出発
船着場(船の窓ごし)
上陸時間は、1時間弱。
見学コースは、島の南部分、炭鉱施設部分のみで、
残念ながら、北側の居住地区は立ち入り禁止です。
老朽化が進み、建物が密集しているため
安全の保証ができないからでしょう。
見学コース通路上からしか写真撮影はできません。
参考までに、パンフレットをスキャンして貼りますが
赤い部分が見学コース通路(約100m)です。
クリックすると少し大きくなります。
坂本氏のお話を聞きながら、見学コースに従って進みます。
2009年1月に世界遺産暫定リストに登録されて
ここを壊すことはできなくなりました。
そして、2009年4月から、観光施設として
限定地区のみ、誰でも上陸できるようになりました。
見学通路の設置にあたり、炭鉱施設部分の木造建築が
取り壊されることとなり、それはそれで断腸の思いだったと。
でも、世界遺産申請のためには仕方ないと了承したそうです。
以下↓ヨコ写真はクリックすると大きくなります。
上陸して最初に撮った廃墟の写真
正面の大きな建物は端島小中学校、左端は65号鉱員社宅で
屋上は幼稚園でした、ピーク時には園児220名。
学校校舎の手前にずらりと並んでいるのは
石炭を運ぶ為のベルトコンベアの支柱だけ残ったもの。
子供達は炭鉱施設を見下ろしながら
働くお父さんのことを思ったのでしょうか。
この頃は働く父の背中が見えた時代だったかもしれません。
そして、思い出の中では、生まれ育った家以上に
校舎という存在が大きいのは私だけでしょうか。
レンガの建物は鉱山総合事務所
自由撮影時間は約20分くらいで慌しかったです~。
海風に吹かれながら、先人達のささやきに耳を傾ける間もなく
ただただ、黙々とシャッターを切り続けました。
レンズ交換や露出の確認も無し。
写真集で見た軍艦島はもっと湿度がありましたが
私が見ることのできた軍艦島は生活の面影も匂いも無く
瓦礫の山と土埃の舞う乾いた場所・・・という印象でした。
現実は、ただの瓦礫の山だった・・・
というような感想を相方が知り合いの写真家さんにもらしたら
「写真は一塊の瓦礫から始まるもの」と諭されたそうです(笑)。
坂本氏のお話はじっくり聞きたかったし、
写真もじっくり撮りたかったので、
やはり上陸時間1時間は短かったです。
でも、約100mの見学コース通路は短いので、
人によっては1時間で十分なのかもしれません。
あるいは、上陸時間を短くしているのは
住宅地域に侵入する人がいたり
天候の変化による航行の問題etc.の
トラブルの回避の為かなあとも思いました。
次回で私の軍艦島レポは終わりの予定です。
もう少しお付き合いくださいね。
さあ、過去への時間航海に出発
船着場(船の窓ごし)
上陸時間は、1時間弱。
見学コースは、島の南部分、炭鉱施設部分のみで、
残念ながら、北側の居住地区は立ち入り禁止です。
老朽化が進み、建物が密集しているため
安全の保証ができないからでしょう。
見学コース通路上からしか写真撮影はできません。
参考までに、パンフレットをスキャンして貼りますが
赤い部分が見学コース通路(約100m)です。
クリックすると少し大きくなります。
坂本氏のお話を聞きながら、見学コースに従って進みます。
2009年1月に世界遺産暫定リストに登録されて
ここを壊すことはできなくなりました。
そして、2009年4月から、観光施設として
限定地区のみ、誰でも上陸できるようになりました。
見学通路の設置にあたり、炭鉱施設部分の木造建築が
取り壊されることとなり、それはそれで断腸の思いだったと。
でも、世界遺産申請のためには仕方ないと了承したそうです。
以下↓ヨコ写真はクリックすると大きくなります。
上陸して最初に撮った廃墟の写真
正面の大きな建物は端島小中学校、左端は65号鉱員社宅で
屋上は幼稚園でした、ピーク時には園児220名。
学校校舎の手前にずらりと並んでいるのは
石炭を運ぶ為のベルトコンベアの支柱だけ残ったもの。
子供達は炭鉱施設を見下ろしながら
働くお父さんのことを思ったのでしょうか。
この頃は働く父の背中が見えた時代だったかもしれません。
そして、思い出の中では、生まれ育った家以上に
校舎という存在が大きいのは私だけでしょうか。
レンガの建物は鉱山総合事務所
自由撮影時間は約20分くらいで慌しかったです~。
海風に吹かれながら、先人達のささやきに耳を傾ける間もなく
ただただ、黙々とシャッターを切り続けました。
レンズ交換や露出の確認も無し。
写真集で見た軍艦島はもっと湿度がありましたが
私が見ることのできた軍艦島は生活の面影も匂いも無く
瓦礫の山と土埃の舞う乾いた場所・・・という印象でした。
現実は、ただの瓦礫の山だった・・・
というような感想を相方が知り合いの写真家さんにもらしたら
「写真は一塊の瓦礫から始まるもの」と諭されたそうです(笑)。
坂本氏のお話はじっくり聞きたかったし、
写真もじっくり撮りたかったので、
やはり上陸時間1時間は短かったです。
でも、約100mの見学コース通路は短いので、
人によっては1時間で十分なのかもしれません。
あるいは、上陸時間を短くしているのは
住宅地域に侵入する人がいたり
天候の変化による航行の問題etc.の
トラブルの回避の為かなあとも思いました。
次回で私の軍艦島レポは終わりの予定です。
もう少しお付き合いくださいね。